島村楽器株式会社様

島村楽器株式会社様CUSTOMER INTERVIEW

島村楽器株式会社様
より良い顧客体験を提供する
プラットフォームとして最新POS
NBS Flexを導入。
全国180店舗を展開する日本最大の楽器小売店 島村楽器株式会社。
「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」という
理念のもと、楽器販売と音楽教室を兼ね備えた総合楽器店として、
すべての音楽を楽しむ方をサポートすることを目指して事業展開をしています。

導入システム

NBS Flex

 

今回のPOS入れ替えのきっかけを教えてください

それまで使用していたPOSが老朽化し、入れ替えをしなければならないタイミングでした。お客様を取り巻く環境が急速に変化する中で、そのスピード感に対応するため、
データの入り口であり出口でもあるPOSを刷新し、お客様に満足していただけるようなプラットフォーム作りが必要だと考え、決断しました。
将来的には御社がやられている、セルフチェックインのようなシステムが小売業にもどんどん浸透していくのではと想像しています。そういったところで御社のノウハウと
我々がやりたいことがコラボレーションしていけばいいなという風に思っています。

今後様々な付加価値をつけていくため、今回のPOS導入はプラットフォームを固めるという趣旨であったということですね。ではそんな中でNBS Flexを選定いただいた理由をお聞かせいただけますか

近年、基本的にPOSのアプリケーションがパッケージ化され、カスタマイズができないものが多い中で、NBS Flexは高い柔軟性があって、その懐の深さが一番気に入った部分です。我々は自社に開発リソース・ノウハウを持っていて、WEBシステムを一部自社開発しているのですが、今回社内で開発したアプリケーションとPOSとがコラボレーションする形を取らせていただきました。正直なところ、自社開発したアプリケーションとの連動となると心配になるベンダーさんが多いと思います。でも積極的に「やりましょう。」とOKしていただいて(笑) 自社で開発したアプリケーションとPOSのアプリケーションが連動する形を実証できたことが、非常に良かったと思っています。

また、NBS Flexはある程度パーツがそろっていて、機能を柔軟に組み合わせたり、追加で開発ができる。御社の言い方で言う「セミオーダーメイド」式が思った以上にはまって、工数を比較的抑える形で実現したと考えています。

加えて、当社の要望に対して「こうすれば良いのではないか」と積極的に提案・実現していただけたので、終始安心感を持って進めることができました。また我々が思ってもみないような隠れた要望を引き出す質問をしていただいた場面もありました。

今回、一日で全店舗のPOS入替を行ったとお聞きしていますが、トライしてみようと思った背景を教えていただけますか

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「できるな」という感覚と自信があったので、そこまで大きなチャレンジと思っていなかったのが正直なところです。
既存の販売業務に大きな影響が出ないよう機能設計したことで、店舗スタッフが少し練習さえすれば、既存POSと大きく変わらない感覚で操作ができる形まで作り上げることができたというところと、1店舗だけパイロット展開した中で機能面、品質面などを統合的に勘案し、残りの店舗の一斉入替を決断しました。

また、当社は「できることは自分たちでやろう」という精神で、店舗スタッフが自分たちで配線や機器設置を行う流れを普段から経験できていたというのも理由としてありますが、今回採用した日本NCRのハードウェア(CX7)は非常にシンプルで扱いやすく、「これなら手順書で十分スタッフ自らが入替できる、しかも一晩で」という自信につながりました。

実際にPOSが動き出してみていかがですか

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もちろん、稼働後に店舗スタッフから「入替が大変だった。」「機能が分かりにくい」「操作が分からない」等の意見や質問を受けることは多分にありました。しかし、稼働から数か月も経たないうちに「こうなったらいいな」という要望が出てくるような状態になっているので、今となってはみんな新しいシステムに馴染んだのかなと思っています。

稼働後も、店舗スタッフからの細部にわたる機能要望に対して追加開発をお願いさせていただいています。そこをいかに一緒になって進化し解決していくかというところについても、御社のご協力に期待したいと思っています。

今後の展望について教えてください

今回のPOS入替が大きいプロジェクトの中の前哨戦でした。今後は基幹系も含めたより大きいプロジェクトに移っていくことになります。
店舗やEC、倉庫システムなどを展開していく中で、それぞれのシステムが個々にデータを持っている部分もあるため、データを統合して利活用を推進していきたいと考えています。そのデータの出入り口として、今回導入したPOSが機能してくれることを期待しています。

また、当社方針にも謳われていますが、継続課題として「DXをどう実現するか?」が主題だと考えています。そんな中でも、内外部の環境要因で色々な壁が生じることもあり、それがお客様にとって見えない制約になっているのが現状です。その制約を取り払って当社がDXを実現する基礎を作り上げるのが、情報システム部門の使命であると考えています。

島村楽器株式会社COMPANY PROFILE

所在地 東京都江戸川区平井6-37-3
創業 1962年1月
資本金 1億円
従業員数 2,344名(2023年2月現在)
URL https://www.shimamura.co.jp/