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TOCとTPiCSについて

1.TOCをTPiCSなど生産システムに適用できるか?

最近、「The Haystack Syndrome」が刊行されました。「The Goal」の範疇ではドラムバッファロープの概念が主ですが、今回はスループット(会計)の考え方が詳しく紹介されています。ここでは、その考え方を元に、ここではMRPやスケジューラというものに、どのように関連付けられるかを考察したいと思います。

TOCによるスケジューリングの特徴

※ボトルネック(制約条件)のスループット(ダラー)を最大にするようなスケジュール、すなわち、スケジュールに関しては受注をトリガにして「動的」にスケジュールロジックが変わります。そのため、TPiCSではマスター変更が頻出する。

※タイムバッファを効率化させるため、××制約のある工程について、生産指図の90%まで進捗を督促(カムアップ)する機能(運用)が必要。

※スケジュールにはスループット計算が必要なのでスケジュールに利益の概念が必要になります。

タイムバッファの考え方

※タイムバッファについては保護しなければならない工程(制約工程)に対して、

1.着手するための時間的な余裕を与える事(いわゆるタイムバッファ)
2.時間を与えられないのならば在庫を作って防衛する(在庫リスクがある)

※従来の原価計算の概念を捨てる事従来の原価計算では利益の最大化に反する評価をしてしまう事がありえる。
また、原価が後で判ったところですぐに対応できない。(後の祭り)

※再び、稲盛和夫さんの「時間あたりコスト」の考え方と似ている。

※大野耐一さんのトヨタ式生産管理、特に平準化生産の考え方と共通点がある。(上記書籍でも指摘がある)

2.TPiCSなどで適用できる範囲とは?(予想)

TPiCSで実現できそうな事は、

※比較的ボトルネックの変動が少ない場合でのスケジュール

※物理バッファ(在庫)をある程度動的に設定する。
(基準在庫⇒基準在庫改善機能を頻繁に使用する)

※指図計画に対する「90%アラート」(実績テーブルから間単に抽出可能)

なんらかのスケジュール機能が必要な事(いわゆるスケジューラと言う事ではない)

※スループットに基づく優先計画

※(TPiCSのようなMRPシステム)はバケット単位になるので、これを、分割した個別指図に分ける。
(いわゆる紐付け計画)

いずれにしても、スケジューラとTPiCSのデータ(在庫を含む)連携が必要か?

※実績に応じた再手配

※中間品手配(独立、従属)

※在庫計画(制約工程)をスケジューラもしくはMRP(TPiCS)で実現できる事

⇒連携についてはこちら

※文中のTPiCSとは、TPiCS-X(正式名称)のことを指します。

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